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仮想通貨のレバレッジ取引で重要なロスカット機能をわかりやすく解説

 2018/07/19 基礎知識 この記事は約 10 分で読めます。
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ビットコインなど仮想通貨のレバレッジ取引にも、FX取引と同様にロスカットという機能があります。

仮想通貨のレバレッジ取引を行うなら、ロスカットのことをしっかり理解していないと大きな損失を被る可能性があります。

そこで今回はレバレッジとはどのようなものなのか、さらに関連して出てくる必要証拠金や証拠金維持率などについて解説しています。

さらに各取引所別のロスカット比率やロスカットされないためのポイントなども説明しています。

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ロスカットとは?

ロスカットとは、直訳すると【loss(損)+cut(切る)】、つまり損失を確定するという意味です。日本では損切りという言葉の方が一般的かもしれません。

これがレバレッジ取引の場合は、投資家の保有しているポジションが一定の水準以上に損失が出ている時に、ユーザーの意思に関わらず強制的に反対売買によって決済されることをいいます。

取引業者が強制的に行うので、強制ロスカットとも呼ばれています。

ロスカットが行われる理由

レバレッジ取引の場合、状況によっては担保として預けている資金以上の大きな損失が発生して、借金を背負ってしまうというリスクがあります。

また取引所側からしても、借金を背負った投資家からお金を回収する必要があり、労力やコストがかかります。

そこで投資家が借金するのを未然に防ぐために、各取引所がロスカットという機能を採用しています。

ロスカットになる基準は取引所によって異なる

いくら損失が出るとロスカットが行われるのかというと、証拠金維持率という数値をもとに、各取引所が定めた数値以下になるとロスカットが行われます。

つまり、ロスカットになりやすい取引所もあれば、なりにくい取引所もあるというわけです。

ロスカットによる影響

ロスカットになりやすいケース

ロスカットになりやすいケース

損失が拡大するのを防ぐことができる半面、チャートが反転するまで待つことができず、強制的に決済される可能性があります。

ロスカットになりにくいケース

ロスカットになりにくいケース

反転するまで我慢して利益を出すことができる半面、損失の拡大に繋がる可能性があります。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは、レバレッジ取引を行う上で最低限必要な担保(必要証拠金)に対して、現在取引所内にどのくらいの資産が残高として残っているのか、その割合をパーセントで表しています。

必要証拠金がないとレバレッジ取引はできない

必要証拠金は、レバレッジ取引を行う上で最低限必要な担保みたいなものなので、取引所内に資金が入っていなければ取引は行えません。

必要証拠金の計算式は、以下の方法で算出できます。

必要証拠金=取引量÷レバレッジ

取引したい量が大きいほど、必要証拠金は多くなり、反対にレバレッジを高くするほど、必要証拠金は少なくなります。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率=証拠金(取引所内の残高+含み損益)÷必要証拠金×100
10万円を取引所に預けて、その内5万円分をレバレッジ25倍で取引をした場合

必要証拠金(5万円)×レバレッジ(25倍)=取引量(125万円)

125万円分の仮想通貨を買いました。

証拠金維持率の算出は以下の計算で行えます。

証拠金(10万円)÷必要証拠金(5万円)×100=証拠金維持率(200%)

その後、125万円分の仮想通貨が、120万円に下落すると、5万円の含み損になります。

この時の証拠金維持率は、以下のようになります。

証拠金(10万円-5万円)÷必要証拠金(5万円)×100=証拠金維持率(100%)

さらに値下がりして、116万円まで価格が下落すると、合計で9万円の含み損になります。

この時の証拠金維持率は、以下のようになります。

証拠金(10万円-9万円)÷必要証拠金(5万円)×100=証拠金維持率(20%)

仮に証拠金維持率が20%未満でロスカットされる取引所であれば、ビットコインの価格がこれ以上下落すると、強制的にロスカットされてしまいます。

各取引所別のロスカット比率(証拠金維持率)一覧

ロスカット比率の面から、レバレッジ取引を行っている国内取引所を比較しました。

最大レバレッジ ロスカット比率 対応通貨
ビットバンク 20倍 20%未満 ビットコインのみ
bitbank 20倍 20%未満 ビットコインのみ
Zaif 25倍 30%未満 2種類
coincheck 5倍 50%未満 3種類
bitflyer 15倍 50%未満 ビットコインのみ
GMOコイン 5倍 75%未満 5種類
DMM 5倍 80%未満 7種類
BITPoint 25倍 100%未満 ビットコインのみ
QUOINEX 25倍 110%未満 ビットコインのみ
みんなのビットコイン 25倍 110%未満 2種類

このように各取引所によって、証拠金維持率によるロスカット比率は、大きく異なります。

証拠金(取引所内の残高+含み損益)が、必要証拠金×証拠金維持率の額を下回るとロスカットされるというわけです。

もう少しわかりやすく解説するために、いくつか取引所をピックアップして、ロスカットの例をいくつかご紹介します。

30万円を取引所に預けて、10万円をレバレッジ5倍で取引した場合
ビットバンク(ロスカット率:20%未満)

50万円で購入した仮想通貨が22万円未満まで下落すると、28万円以上の含み損になってロスカットされます。

証拠金(30万円-28万円)÷必要証拠金(10万円)×100=証拠金維持率(20%)

Zaif(ロスカット率:30%未満)

50万円で購入した仮想通貨が23万円未満まで下落すると、27万円以上の含み損になり、ロスカットされます。

証拠金(30万円-27万円)÷必要証拠金(10万円)×100=証拠金維持率(30%)

coincheck(ロスカット率:50%未満)

50万円で購入した仮想通貨が25万円未満まで下落すると、25万円以上の含み損になり、ロスカットされます。

証拠金(30万円-25万円)÷必要証拠金(10万円)×100=証拠金維持率(50%)

GMOコイン(ロスカット率:75%未満)

50万円で購入した仮想通貨が27万5千円未満まで下落すると、22万5千円以上の含み損になり、ロスカットされます。

証拠金(30万円-22万5千円)÷必要証拠金(10万円)×100=証拠金維持率(75%)

BITPoint(ロスカット率:100%未満)

50万円で購入した仮想通貨が30万円未満まで下落すると、20万円以上の含み損になり、ロスカットされます。

証拠金(30万円-20万円)÷必要証拠金(10万円)×100=証拠金維持率(100%)

ロスカットされない為のポイントは?

ポジションを多く持ちすぎると証拠金維持率が低くなりますので、ちょっとしたレートの変動で、強制ロスカットになってしまいます。

特に仮想通貨は、株と比べて価格の変動率が大きいので注意しましょう。

もし現在保有しているポジションが多い場合は、一部決済をしてポジションを減らし、適切な証拠金維持率を維持するようにしてください。

適切な証拠金維持率の目安としては、500%以上が推奨されています。

30万円を取引所に預けて、レバレッジ10倍で証拠金維持率(500%)になるように購入する場合

証拠金(30万円)÷必要証拠金(?円)×100=証拠金維持率(500%)

30万円÷500%=6万円

必要証拠金6万円で60万円分の仮想通貨を買えば、証拠金維持率は500%になります。

30万円を取引所に預けて、レバレッジ10倍で証拠金維持率(750%)になるように購入する場合

証拠金(30万円)÷必要証拠金(?円)×100=証拠金維持率(750%)

30万円÷750%=4万円

必要証拠金4万円で40万円分の仮想通貨を買えば、証拠金維持率は750%になります。

証拠金維持率が500%や1000%の状態であれば、多少価格が変動したとしても、いきなりロスカットされるという心配はないでしょう。

まとめ

ロスカットは投資家を守るために作られたルールですが、ポジションを多く持ちすぎると、すぐにロスカットされてしまうといった、デメリットもあります。

ロスカットがされない為には、証拠金をたくさん入れるのではなく、適切な証拠金維持率になるように、ポジション量を調整してレバレッジ取引を行うようにしましょう。

また、レバレッジ取引は現物取引よりもリスクを伴いますので、たくさんの証拠金を入れずに、最悪全額失っても構わないと思える程度にしておきましょう。

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